見渡す限りの星。輝く星空が、僕を照らしてる。

 

*in the Stellar Twinkle*


「こんなところで何してるんだよ、キラ。」

「アスラン。」

 

“キラ”と呼ばれた少年は、その栗色の髪を風になびかせふりむく。

 

「風邪ひくぞ。中に入ろう。」

 

言いながら“アスラン”は蒼い髪を無造作にかき上げた。

 

「うん、もうちょっとだけ…ここにいたい…。」

 

 

―キラっ!あの、私っ…

 

 

目を閉じるとよみがえる光景。戻らない人。

伝えたかったこと。僕の…想い。

 

「ねぇ…あのとき何を言おうとしたの…?」

 

かすれるほどの小さな声は、暗い夜空にすぐ吸収された。

 

「何、キラ?なんか言った?」

「え、ううん。」

 

 

―ごめん……後で…帰ってから。

 

 

「もう、終わったんだよね?本当にもう、戦わなくてすむの…?僕…」

「ああ。」

 

目を閉じると、見慣れた少女がいた。赤い…

赤い髪の、燃えるように美しい、僕の彼女。

彼女は微笑む。

 

―想いが、あなたを―…

 

『ありがとう』と彼女は言った気がした。

 

『ありがとう』

それを言いたかったのは僕だよ。

 

想いは、伝わるものだから――。

 

 

星の狭間で、今日も君に会いに行く。




懐かしいですね。
っていっても秋はこの内容みたことないんですけどね
背景が気に入ってます。
お星様きらきらな素敵素材屋さんなんで、
みなさんよかったら遊びに行ってみてくださいw